こんにちは!おつけもの慶です。

「おつけもの慶×市立川崎高校『プロジェクトK』のあゆみ【前編】」に続き、おつけもの慶が地元・川崎市の高校生たちと協業で行ったプロジェクトについてご紹介します。

前編では、プロジェクトの概要と高校生たちによる試作の様子、新作キムチが選出されるまでの経緯をお届けしました。

いよいよ3品の全貌が明らかになります。

「プロジェクトK」新作キムチ発表!

各班代表の8品の中から選出された新作キムチは以下の3品です。

  1. もっちーずキムチ
  2. おつまみキムチ
  3. 万能ちょいキムチ

プロジェクトK商品No1.もっちーずキムチ

「もっちーずキムチ」は、お餅とチーズ、キムチの素を掛け合わせた商品。電子レンジで温めて食べる“ホットキムチ”です。
パンチが効いたキムチの甘辛味に、まろやかなチーズが絡み合います。お餅のもちもちとろーりな食感がクセになる逸品です。

おつけもの慶 選出ポイント
味や具材の内容など、総合的に最もバランスが取れているキムチ。私たちにはなかった“ホットキムチ”という高校生ならではの発想もとても斬新で印象に残りました。

プロジェクトK商品No2.おつまみキムチ

一方で「おつまみキムチ」は大人の味わい。枝豆のやさしい甘さに、ざくざく感のあるしょうががアクセントを加える、酒肴にぴったりの創作キムチに仕上がりました。ビールや焼酎、ハイボールとの相性は抜群です。

おつけもの慶 選出ポイント
枝豆の食感としょうがの風味のバランスが絶妙。ガツンとしたインパクトがある、大人のキムチに仕上がっていて、驚かされました。

プロジェクトK商品No3.もっちーずキムチ(特別賞)

最後は「万能ちょいキムチ」。刻んだ長ネギ、ミョウガ、しょうがをキムチの素で和えた、薬味キムチです。お豆腐やごはんに乗せても良し、餃子や揚げ物に合わせても良し。美味しさと使い勝手の良さを両立した、食卓の味方ともいえる商品です。

おつけもの慶 選出ポイント
最初はネギ・ミョウガ・しょうがという薬味だけをキムチにするというアイデアに惹かれました。試食した際、全体的に調和も取れており、商品としての完成度が高かったことから、今回「特別賞」に選びました。

この3点はおつけもの慶の商品として採用。以下の店舗&自販機にて絶賛販売中です。

  • もっちーずキムチ…川崎アゼリア店
  • おつまみキムチ…JR川崎駅南口構内、京急川崎駅構内の自販機
  • 万能ちょいキムチ…JR川崎駅南口構内、京急川崎駅構内の自販機

※販売は2024年2月末までを予定。詳しくはお問合せください。

「慶 20周年フェスティバル」にて3商品をお披露目

11月17日から20日まで川崎アゼリアにて開催されていた「慶 20周年フェスティバル」。4日間の開催期間で多くのお客様にご来店いただきました。
11月19日には中央サンライト広場でステージイベントを実施。イベントには市立川崎高校の皆さんも登壇し、新作キムチをお披露目しました。

斬新な“ホットキムチ”を開発し、おつけもの慶のスタッフを驚かせたのはこの3名です。
彼らは「『もっちーずキムチ』は餅とチーズを合わせたホットキムチです。一番美味しいお餅を探し、加工するのに苦労しました。チンして温めて、美味しく食べてくれたらうれしいです」とコメント。会場からは大きな拍手が上がりました。

次に「おつまみキムチ」を作ったメンバーにもインタビュー。司会者から「高校生だから飲まないでしょ?晩酌とかしてないよね?」とつっこまれると、笑顔で首を横に振り、応えました。

「このキムチは、開発当初から先生たちに好評だったんです(笑) 試作を重ね、お酒のおつまみにも、ご飯のお供にもなる商品になりました。商品化が決まってとてもうれしいです」(高校生)

今回特別賞に選ばれた「万能ちょいキムチ」の開発の裏には、苦労もあったといいます。

「試行錯誤を重ねたのは、食材の切り方。完成品の味わいが大きく変わるので、色々と切り方を試し、最終的に“みじん切り”に行き着きました」(高校生)

これに対し、おつけもの慶 工場長の土方さんは「野菜には繊維があるので、切り方ひとつで差が出ます。それに気づけたこともすごいですね」とコメントし、彼らを笑顔で称えました。

「いつか『キムチ甲子園』を実現させたい」

本年度の「プロジェクトK」は、高校生たちのアイデアと努力が結集した3品の新作キムチが生まれ、幕を下ろしました。しかし、おつけもの慶と高校生たちのキムチ開発プロジェクトはこれでおしまいではありません。

イベントの最後、渥美社長は「市立川崎高校だけでなく、各地の学生さんたちが開発したオリジナルキムチを募り、いつか『キムチ甲子園』を開催したい」と熱を込めて語ります。

今回の3品のように、若きセンスが光る“新しいキムチ”が続々と誕生する日は、そう遠くないでしょう。

取材・文/佐藤優奈